つなぎ言葉のはたらきを知ろう
接続する語句が文と文との意味のつながりに果たす役割を理解し,積極的に使い分けようとすることができる。
つなぎ言葉のはたらきをしろう
第1時
ノートに書きましょう。(以下の文をノートに写させる)
①「雨が降りそうだ。( )、かさを持っていく。」
②「雨が降りそうだ。( )、かさを持っていかない。」
かっこになかには、「だから」か「しかし」のどちらかが入ります。
どちらの言葉が入りますか。
①だから ②しかし
なぜそう考えたのですか、近くの人に言いましょう。
発表します。
①雨が降ることを予想して、かさを持って行ったという意味だから。かさを持って行った理由を説明しているから。
②かさが必要だと思ったのに忘れてしまったことを表しているから。予想と反対のことをしてしまったから。
「だから」や「しかし」の言葉を入れると、文のつながりがはっきりとします。
このような言葉を「つなぎ言葉」と言います。
教科書を読み、確認をする。
ノートに書きましょう。(以下の板書をノートに写させる)
「徒競走のとき、必死で走った。( )二位だった。」
読みます。( )はかっこと読みます。さんはい。
徒競走のとき、必死で走った。かっこ二位だった。
( )には、上の文と下の文をつなげる言葉、つなぎ言葉が入ります。
どんな言葉が入るでしょうか。できるだけたくさんノートに書きましょう。
発表します。
しかし、でも、だから、やっぱり、そのため、などの言い方が出される。
この中でおかしいものはありませんか。
つなぎ言葉でないもの、意味の通じないものを精査する。
順接のものをA、逆説のものをB、それ以外をCとする。
AとBについて考えます。
AとBの文はそれぞれどんな気持ちですか。
近くの人と話しましょう。
A(順接)…練習で頑張ったから良い結果が出てよかったという気持ち。
B(逆説)…1位を狙っていたのに負けて悔しい気持ち。
つなぎ言葉には、話し手や書き手の気持ちを表すこともあります。
つなぎ言葉には、話し手や書き手の気持ちを表すことがあることを、教科書を読み確認する。
ほかにもいろいろなつなぎ言葉の種類が合うことを教科書で確認する。
教科書の練習問題に取り組む。
第2時
ノートに写します。
「小刀で指を切ってしまったが、きずは浅いようだ。」
読みます。さんはい。
小刀で指を切ってしまったが、きずは浅いようだ
つなぎ言葉をつかって文をわける勉強をします。
この文を2つに分けます。どこで分かれますか。
小刀で指を切ってしまったが/きずは浅いようだ
「が」をまるで囲みます。
小刀で指を切ってしまった。
( )傷は浅いようだ。
( )にはどんなつなぎ言葉が入りますか。
ノートに書きましょう。
「だが」「しかし」などの逆説のつなぎ言葉が入ることを確認する。
同様に、教科書の問題に取り組み、順接の接続詞が入るもの、文を3つを分けるものについても確認していく。
ノートに写します。
「明日は晴れるらしい。」
つなぎ言葉を使って、続きの文を考えましょう。
教科書を参考にして、をできるだけたくさんつなぎ言葉を使って長い文にしましょう。
友達同士で交流する。その後、数名に発表させ説明させて授業を終える。