雨水のゆくえと地面の様子➁ 第2・3時 地面の傾きを調べる(新教科書対応)
4年理科「雨水のゆくえと地面の様子」は、新教科書となっての新単元です。画像を見ながら、単元の導入の仕方や授業の進め方などが分かります。

「雨水のゆくえと地面の様子」の第2時は、地面の傾きを調べる活動である。
傾きを調べるために、写真のような道具を使う。
これは、タッパーとビー玉だけを使っただけの道具である。タッパーの底の部分に溝があるため、一定方向しか動かない構造になっていて、ビー玉は低くなっているところへ転がるので、傾きを調べることができる。
しかし、いきなり道具を持って校庭に出ていくと、道具がうまく使えない可能性がある。
以下のように指示し、道具の使い方が上手になるために、教室のわずかな傾きを調べる活動をした。(雨で校庭での活動ができなかったという理由もある。)

指示 . 1
ビー玉装置を使って、教室の傾きを調べよう。
また、調べた傾きを表現する方法として、校庭に出た場合も通用するように「東西南北」を使い、「~は、~が低い」と表現することにした。
さらに実験は2人1組で行い、結果は黒板に班ごとのコーナーを作り、記入することにした。
【児童の調べた主な実験結果】
・黒板の下は、東が低い。
・いすは、平ら。(転がらない)
・6班の床は、北がへこんでいる。
・~君の机は、北がちょっと低い。
・~ちゃんの机の下は、南が低い。
・1部(1の川)の真ん中あたりは、東に傾いている。
・ベランダの西の方は、東に傾いていた。

第3時は、校庭に出てまず、第1時で討論になった場所を、みんなで調べたところ
水たまりになる部分の中央に向かって、へこんでいることが分かった。