3年生物8 遺伝のしくみ
遺伝のしくみを説明する授業です。
教科書を使いながら、教師の説明を極力減らす工夫をしました。

教科書を読みなさい。
「種子を丸くする遺伝子をA、種子をしわにする遺伝子をaとして遺伝のしくみを考える。」「代々丸い種子をつくる親の遺伝子をAA,代々しわのある種子をつくる親の遺伝子をaaとする。」という部分を読ませる。
親から子への遺伝子の伝わり方について図を使って考えます。
代々丸い種子をつくる親の遺伝子をAA,代々しわのある種子をつくる親の遺伝子をaaとします。
板書しながら進めていく。
AAが生殖細胞をつくるとき、減数分裂して、AとAの遺伝子をもった生殖細胞ができます。
aaからはどのような遺伝子をもった生殖細胞ができますか。
aとaである。
全部で4通りの組み合わせができます。
矢印を書きながら説明する。
例えば、AとaでAaになります。
他の3か所についても遺伝子の組み合わせを書きなさい。
他の個所のすべてAaになる。
Aaはどのような形質になりますか。
口頭で答えさせる。丸になる。
全て丸になります。これは、メンデルの実験と一致しますね。
教科書を読みなさい。
子の代についての部分や、分離の法則の部分を読む。
次に孫の代について考えます。
図を描きながら進める。
Aaからはどのような遺伝子をもった生殖細胞ができますか。
Aとaができる。4か所の空欄をすべて書かせる。
この生殖細胞からできる孫の代の遺伝子の組み合わせを考えなさい。
4つの組み合わせをすべて考えさせる。
AA、Aa、aA、aaになる。
それぞれどのような形質になるか書きなさい。
AAは丸、Aaは丸、aAは丸、aaはしわとなる。
丸が3つ、しわが1つになりますね。
丸:しわは何対何になっていますか。
3:1になっている。
メンデルの結果と一致しますね。では、本当にこのような結果になるのか実験してみましょう。実際にメンデルと同じ実験はできませんので、シミュレーション実験をします。
小森栄治氏の追試で、クジを使った実験とサイコロを使った実験を行う。
小森栄治氏 自作ワーク集「生物」より引用。
http://rika.o.oo7.jp/ws/ws.htm