高校地理総合【時差計算の授業実践】② ~東経と東経間の時差計算~
高校地理総合の時差計算に関する授業実践である。このコンテンツでは、”東経と東経間”の時差計算に関するもので、実際に行った授業実践を再現する。

問題文を読んでごらん。○○さん。
■「パリ(15°E)が4月12日11:00の時、東京は何月何日の何時か」
👆️「実践現場で使用されている問題を参考に編集」
この問題文から分かる情報を確認します。
最初に、パリの標準時は「15°E」。
この「E」ってそもそも何かな。
英語で、ヒントは「East」。
予想で○○さん。なんとか経。
東経
ここから、パリは東経15度ということになりますね。もう一つ。東京。つまり日本だな。日本の標準時はもう知っていなきゃだめだぞ。
日本の標準時は何経何度でしたか。
近くの人か、横の人に言ってごらん。
東経135度
○○さん。
日本の標準時は何経何度か、言ってごらん。
東経135度
パリと日本の標準時がわかりましたね。
まだ数直線に何も書いていない人は、パリと日本の標準時の位置、書き込んでごらんなさい。
書けたら、近くの人とも確認しましょう。
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☝スライドは現場の学びや授業実践を基に、奥村がライセンス用に作成したものである。
この間には時間差がありましたね。
この差を何といったか。
○○さん。言ってごらん。
時差
計算の基礎・基本を思い出してみよう。
「何度で、何時間」。
分かった人は、言ってごらん。
(例)15度で、1時間です。
次。
パリの時間がわかる、日本はわからない、ということだから、「パリから見て日本は?」ということですね。つまり、0度側から見て、東側の日本は?ということ。
もう一つ。東側に行く時には「+」と「-」どちらでしたか。
(+・足す)
チャレンジ。パリと日本の時差の計算式を、ノートに書いてごらんなさい。
時間は1分。
書いたものをどうぞ。
135度
今回は日本からパリで見ていこうね。日本は東経135度。パリは15度。
すると、こうなります。
「135-15」。言ってごらん。
「135-15」
は(=)?
答えは何でしょう?
○○さん。
120°
単位をつけたのがいいですね。
パリと日本の時差は、120度。
でも、これだけでいいですか。
どうしたらいいかな。
○○さん。チャレンジ。
(例)120度を15で割り、8時間と出します。
8時間の時差がありますね。
仕上げ。問題文もう一回見てきましょう。
「パリ(15°E)が4月12日11:00の時、東京は何月何日の何時か。」
この場合、パリから見た、日本。
つまり、東側に向かうってこと。これが、「+」と「-」どっちだったか、ということです。
○○さん。
どちらでしょうか。
言ってごらん。
(+・足す)
つまり、4月12日11:00に、8時間を足してあげるとよいのですね。
それでは、計算してごらんなさい。
○○さん。答えをどうぞ。
(例)4月12日19:00