「三角比」の初期の指導
本時は三角比の値を求められることが目標である。「s, c, t」の筆記体の書き順を使って覚える。毎問図をかかせ、筆記体を図の近くにかかせることで、習得できると考える。

1 授業のアウトライン
① 教科書の例示問題1・練習問題1(30分)
➁ 教科書傍用問題集(5分)
1 教科書の例示問題1・練習問題1はこう授業する
三角比を覚えるために、筆記体の「s, c, t」のかき方から指導する。
指示 . 1
同じようにかきます。

「s」は難しいので、何度も教師が手本を見せる。
説明 . 1
筆記体を使って、三角比を覚えます。

① \sin A
説明 . 2
\sin Aの\frac{a}{c}は、筆記体の「s」が通過する順と同じです。
② \cos A
実際に、図を中に筆記体の「c」をかき示す。
発問 . 1
\cos Aは、何分の何ですか。\left(\frac{b}{c}です\right)
③ \tan A
実際に、図を中に筆記体の「t」をかき示す。
発問 . 2
\tan Aは、何分の何ですか。\left(\frac{a}{b}です\right)
教科書は\tan Aから始まっている(それぞれ別ページ)が、今回は1つの図で①~③の順(\sin A → \cos A → \tan A)で指導する。
指示 . 2
教科書92ページ。例3を読みます。
図をかきます。

指示 . 3
\sin Aをかきなさい。
\cos Aをかきなさい。
残りをかきなさい。
問5のように、図が反対になっているときは、図をかき替えさせる。
