「そうだんにのってください」指導計画
光村図書2年(下)の話すこと・聞くこと教材、「そうだんにのってください」の指導プランです。
学習指導要領との関わり
A 話すこと・聞くこと(低学年)
ア 身近なことや経験したことなどから話題を決め,伝え合うために必要な事柄を選ぶこと。
オ 互いの話に関心をもち,相手の発言を受けて話をつなぐこと。
1時間目 ・・・ 学習課題の設定
友達の相談事を聞いて、考えを出し合う活動である。
どんな相談事をしたらよいか。
どのように答えたらいいか。
質問のイメージも回答のイメージも、子どもたちはもっていない。
最初は、教師が子どもたちに相談事をする形で、言語活動のイメージをもたせる。
教師が子ども達にする相談事は、学級の実態や教師のパーソナリティに合わせてよい。
「先生の子どもの誕生日に、何をあげたら喜ぶと思いますか。」【プレゼント】
「先生の妹の子どもに、本を贈りたいと思います。何の本がいいと思いますか。」【本】
「今度の休みの日に、どこか遊びに行きたいのだけれど、どこがいいと思いますか。」【遊び】
「先生、とても忘れっぽいのですが、どうしたら治ると思いますか。」【悩み】
いろいろなバリエーションの例示を行う。
その後、「友達の相談事を聞いて、考えを出し合おう」という学習課題を設定する。
2時間目 ・・・ 話題の決定
どんなことを友達に相談してみたいですか。
アイデアを出し合う。思いつかない子への例示となる。
出し合ったアイデアの中で、自分が相談したいことを決める。
3時間目 ・・・ めあての設定と話し合いの仕方の確認
音声CDを聞き、よい話し合いをするために、いいなと思ったことを出し合う。
・進んで話していること。
・考えと理由を言うこと。
・自分の考えと同じときは、伝えていること。
・いい考えだと思ったら、そのことを伝えていること。 など
活動のめあてをつくる。
この単元で、めあてをつくることは大切だ。
めあてがなければ、活動しただけになってしまう。
「活動あって学びなし」にならないよう、目指す姿を意識させたい。
○進んで考えを話そう。
○考えと理由を話そう。
○いい考えだと思ったら、そのことを伝えよう。
最後に、話し合いの流れを確認する。(相談者が司会をする。)
【 話題を確かめる → 考えを出し合う → どうすることにしたかを言う 】
4時間目 ・・・ グループ活動
前時に決めためあての確認をする。
めあてに沿って、活動をする。
活動後、めあてに沿って振り返りをする。よかったことも出し合う。
5(6)時間目 ・・・ クラス全体での活動
教科書ではグループ活動だけだが、学級全体で行うものよい。
(指導書では8時間扱いなので、余裕がある。)
相談者がクラスのみんなに相談をする。
回答者が一部の子に偏らないように、工夫をしたい。
(4人グループでA,B,C,Dに割り振っておき、Aの子だけが応えるなど。)