安全な実験方法を身に付ける 試験管の分量は5分の1
試験管の分量は5分の1です、と言葉で言っても子どもには身に付かない。
体験を通して確実に身につく方法である。

教科書に薬品の分量が書かれている。
「試験管では5分の1ほど」
教科書を読んだだけでは、身につかない。そこで、次のように体験させて、試験管の分量を身に付けさせるとよい。
試験管に水を5分の1ほど入れる。
子ども達に見せて次のように問う。
発問 . 1
この試験管を横にします。
水はどうなりますか。
多くの子ども達は、「こぼれる。」と言う。
では、やってみます。
(実際にそっと試験管を横にする。水はこぼれない。)
子どもは「え~。」「こぼれない。」と驚く。
説明 . 1
水を5分の1ほど入れた試験管は、水がこぼれません。
発問 . 2
では、水を試験管の半分にしたらどうなるでしょうか。
子ども達は「こぼれる。」という。
実際にやってみると、こぼれる。
指示 . 1
一人一人に実際にやってもらいます。
5分の1ほど入れてこぼれないことを試してみましょう。
5分の1ほど水を入れた試験管では、水がこぼれないことを体験させる。
次のように指示する。
指示 . 2
では、ぎりぎりどれくらいまでだったらこぼれませんか。
ぎりぎりのところを探してみましょう。
子ども達に実際にやらせる。
このように実際に体験させることで、試験管に入れる水溶液の分量を身に付けさせることができる。