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送り仮名

送り仮名の原則を教え込むのではなく、生徒に発見させることで、定着しやすくする。

送り仮名

例文を板書する。

先生がながいはなしをはなす。

「はなし」と「はなす」に傍線を引く。

指示 . 1

例文をノートに写します。ただし「はなし」と「はなす」を漢字に直します。書けたらノートを先生のところへ持ってきます。

ノートを持ってきたら、素早く丸をつけていく。間違っていた場合は×をつけ、書き直して持って来させる。「おしい!」など声をかける。8割くらいの生徒が○をもらったところで、正解を板書させる。

答え「先生が長い話を話す。」

発問 . 1

なぜ1つめの「話」は、送り仮名の「し」がないのに、2つめの「話」は、送り仮名の「す」があるのですか。

指示 . 2

違いをお隣さんに説明してごらん。

2、3人指名して説明させる。

説明 . 1

1つめの「話」は名詞です。名詞には送り仮名がつかないのですね。2つめの「話」は動詞です。動詞には送り仮名がつくのですね。

指示 . 3

今から先生が黒板に書く字を、漢字に直してごらん。

①うつくしい ②かなしい ③ひとしい

指示 . 4

お隣さんと確認してごらん。

説明 . 2

答えはこれです。

以下を板書する。指名して書かせてもよい。

①美しい ②悲しい ③等しい

発問 . 2

この3つは何という品詞ですか。

指名する。形容詞である。

発問 . 3

3つに共通することは何ですか。

指示 . 5

お隣さんに言ってごらん。

2、3人指名して説明させる。

説明 . 3

「○○しい」という形容詞は、「しい」が送り仮名になるんですね。

説明 . 4

では、送り仮名の主な原則と例外を、教科書で確認しましょう。

教科書を音読させ、確認していく。

指示 . 6

最後に、練習問題を解きましょう。

教科書の練習問題に取り組ませる。

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