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理科「からだのつくり」 ~自分の「盲点」を見つける簡単な実験~
中学2年生の理科で、「からだのつくり」について学習する。
学習内容に興味をもたせるために、導入では簡単な実験を行う。
小学校高学年以上でも、実施可能。

あらかじめ、生徒に、写真のような紙を配布しておく。
大きさは、A4用紙を半分にしたくらいがよい。
必要であれば、「左」、「右」など、持つ方向を書いておく。

説明 . 1
みなさんの目を使った、実験をします。
指示 . 1
机の上の紙を両手で持ちます。
指示 . 2
赤い星が、右目の前にくるように持ちます。
指示 . 3
左目をかくします。
指示 . 4
紙を顔に近付けて、そこから、少しずつ離していきます。
指示 . 5
右目で、赤い星をずっと見続けます。
※ここが大切!!
説明 . 2
どこかで、赤い丸が見えなくなるときがきます。
指示 . 6
赤い丸が見えなくなる場所をみつけたら、手をあげます。
すぐにできる子と、なかなかできない子に分かれる。
1分程度時間が経ったところで、次に進む。
指示 . 7
赤い丸が消えた人。(挙手のジェスチャーをする)
まだ、消えていない人。(挙手のジェスチャーをする)
※この時点では、なかなか全員ができるようになるのは難しい。
指示 . 8
ペアになります。
二人ともできるように、教え合ったり紙を持ってあげたりしながら、実験を続けてごらん。
※困っているペアのところへ、個別支援に入る。全員ができたところで、次へ進む。
説明 . 3
目のつくりです。
私たちが見た映像は、目の「網膜」というところに映し出されます。
しかし、「視神経」とつながる部分だけは、見た映像を映し出すことができません。
赤い丸が見えなくなったとき、ちょうど、赤い丸が視神経のところに来たのです。
この視神経とつながる部分を「盲点」と言います。

説明 . 4
これから、「ひとのからだ」について、学習していきます。
いろいろな不思議があります。
楽しんで学習しましょう。