「代表値」の基礎・基本
代表値は中学校の既習事項である。しかし、使う頻度が少ないため、忘れている生徒が多い。忘れているようであれば、フラッシュカードから始めるとよい。また、複雑な計算はないので、説明を減らし作業で授業を進めることができる。

1 授業のアウトライン
① 教科書の例示問題1・練習問題1(15分)
② 教科書傍用問題集(10分)
2 教科書の例示問題1・練習問題1はこうする
代表値は3つある。中学校で習っているが、生徒によっては忘れていることがある。その際はフラッシュカードを使って思い出させるのがよい。(コンテンツID:OZwVExVD380GqjQl8F2y )
教科書138ページ。□3代表値。『データ全体』から読みます。
データ全体の特徴を表す値を何と言いますか。(代表値です)
代表値は何ですか。(データ全体の特徴を表す1つの値です)
代表値は3つあります。3つ言いなさい。(平均値、中央値、最頻値です)
場合によっては、フラッシュカードの文言をかかせることがよい。(教科書の平均値のタイトルに)『ならしてできる、平均値』、(中央値のタイトルに)『並べて真ん中、中央値』、(最頻値のタイトルに)『一番たくさん、最頻値』をかかせる。そうすることで、解き方を全員が知っている状態になり、指導がしやすくなる。
<平均値>
3つの代表値の中で、最初に習ったことは何ですか。(平均値です)
例2を解きなさい。(問7も同様)
ここは特に教えなくても自分で解くことができる。
<中央値>
中学校ですでに習っているが、簡単に確認する。
138ページ。中央値を読みます。
メジアンを漢字にすると。(中央値です)
中央値をカタカナにすると。(メジアンです)
139ページ。例3の(1)を読みます。(データが5個の場合『2 3 5 6 8』)
例示問題なので、答えが教科書にかいてある。
中央値はいくつですか。(5です)
5に〇をします。
左から見て3つ目にあります。『→』をかきます。
右がから見ても3つめです。次に何をかきますか。(『←』です)
(2)を読みます。(データが6個の場合『2 3 5 7 8 9』)
6の半分は。(3です)
左から見て3つ目の『5』に〇をします。
次に何をかきますか。(『→』をかきます)
右から見て3つ目の『7』に〇をします。
次に何をかきますか。(『←』をかきます)
中央値は『5』と『7』でよいですか。(違います)
どうしたらよいですか。(2つの平均をとります)
問8は小さい準備並べ替えて、先ほどと同じように作業させればよい。
<最頻値>
範読から入る。『度数の最も大きいデータの階級値を最頻値またはモードという』
例4を読みます。
2段の表があります。上の段に『サイズ』とかいてあります。
単位は何ですか。(cmです)
下の段は『個数』とかいてあります。
単位は何ですか。(足です)
一番多いのは何足ですか。(23足です)〇をしなさい。
最頻値は23足ですか。(違います)(25cmです)
同じように『↑と〇』とかきなさい。
同じように、問9を解かせる。