バレーボール アンダーハンドパスの練習法
色々なバリエーションでパスを出し合う中でアンダーハンドパスが身に付いていく練習を紹介する。

キャッチ
2人組をつくったら、座ります。全員起立。
じゃんけんをしなさい。
勝った人、場所をとっていらっしゃい。
負けた人、ボールを取りにいらっしゃい。
ペアの間隔は3m。両手広げて二人分程度取ります。
ペア同士の距離で安全が確保されているか確認したら、指示を出す。
距離は目安。体育館のラインを使うと良い。
ボールをおへその下から上に動かして相手に投げます。ノーバウンドでおへその前で両手でキャッチ。
全員を座らせ、例示をしながら説明する。おへその前がポイントである。高さは出さないで行う。
30秒程度で動きを変える。(以下、同じ)
キャッチの時、手の平は上向きにします。
これを言わないと、手が横向きになる。上ムキになっているか確認する。
おへその前で右手の平に当てて。できたらキャッチ。
片手だけにして負荷をかける。
おへその前で左手の平だけでキャッチ。
ノーバウンドで来たパスを下から上へ、手で弾く
上から落ちてくるようにノーバウンドでパス。おへその前で両手でキャッチ。
高さを頭に上から落ちてくるようにして、落ちてくるボールをキャッチさせる。
キャッチする時間を短くしなさい。
上から落ちてくるようにノーバウンドでパス。おへその前で右手の平でキャッチ。
上から落ちてくるようにノーバウンドでパス。おへその前で左手の平でキャッチ。
上から落ちてくるようにノーバウンドでパス。おへその前で右手の平で弾く。
上から落ちてくるようにノーバウンドでパス。おへその前で左手の平で弾く。
上から落ちてくるようにノーバウンドでパス。おへその前で両手の手の平で弾く。
まずは、手で行わせる。上手な生徒はアンダーハンドをさせる。
アンダーハンドの構え(手の動き)を教える。
肘を曲げて手を組みます。手の平を重ねて、親指を重ねて握ります。
できている生徒にやらせて、実況するように説明する。
真似して手を組んでごらんなさい。
同じように、説明をする手順で行わせる。
ペアの人と確認しなさい。
手を組んだら、肘を伸ばす。手を下げる。これは「下ろす」。手のある方に肘を動かす。これが「伸ばす」。
実際に見せながら伝える。上手な生徒は伸ばせる。できない生徒は下ろしてしまう。その指導を行うために、言葉と動きを確定させる。
アンダーハンドを行う
上から落ちてくるようにノーバウンドでパス。組んで、伸ばして、当てて、パス。
生徒がやっている間に、繰り返し「組んで」「伸ばして」「当てて」と伝える。
ボールを床に落とさないが先。落ちるくらいならキャッチしなさい。
下手はうるさい。上手は静か、です。
出来るだけ音を立てないように、パスしなさい。
捕ろうとして手に当たるだけでも、努力の蓄積が生まれる。床に落ちてしまうのが当たり前になると生徒はボールを追わなくなっていく。
上手なペアがいたら、全員を座らせ、お手本としてみんなの前でやらせる。
10往復できたら座ります。用意、はじめ。
アンダーハンドパスは、ボールのくる位置に正確に手を出せる=キャッチができない生徒はラリーが成立しない。
キャッチができたら、次は手で弾く、アンダーハンドと発展させる。よって10往復もキャッチでやっても構わない。