熟語の読み方
熟語の読み方は混乱しやすいからこそシンプルに教え、練習問題で身につけていく。

熟語の読み方
今日は、熟語の読み方の勉強をします。まずは初級編です。
先生と同じスピードでノートに写します。
次を板書する。
①着陸 ②着物
①、②の読み方をお隣さんと確認してごらん。
指名して読み方を確認する。①チャクリク ②きもの である。読み仮名を黒板に書く。
①の「チャク」は音読みですか、訓読みですか。(音読み)
訓読みをすると何になりますか。(つく)
では、「リク」は音読みですか、訓読みですか。(音読み)
黒板に「音+音」と板書する。
「チャクリク」という熟語は、上も下も音読みですね。このように、熟語は上も下も同じになることが多いです。
では、②の「き」は音読みですか、訓読みですか。(訓読み)
「もの」は音読みですか、訓読みですか。(訓読み)
「きもの」は上も下も訓読みですね。
黒板に「訓+訓」と板書する。
ここまでが初級編です。次、中級編です。
次を板書する。
③重箱
読んでください。(ジュウばこ)
「ジュウ」は音読みですか、訓読みですか。(音読み)
では「ばこ」は音読みですか、訓読みですか。(訓読み)
「ジュウばこ」は上が音読み、下が訓読みですね。
黒板に「音+訓=重箱読み」と板書する。
このように、上が音、下が訓の読み方を「重箱読み」と言います。
次を板書する。
④湯桶
読み方をお隣さんと確認してごらん。
生徒は「ゆおけ」などと読む。
これは「ゆトウ」と読みます。言ってごらん。(ゆトウ)
「ゆ」は音読みですか、訓読みですか。(訓読み)
では「トウ」は音読みですか、訓読みですか。(音読み)
「ゆトウ」は上が訓読み、下が音読みですね。
黒板に「訓+音=湯桶読み」と板書する。
このように、上が訓、下が音の読み方を「湯桶読み」と言います。
ここまでが中級編です。最後、上級編です。
次を板書する。
⑤今年 ⑥梅雨 ⑦五月雨
読み仮名を書いてごらん。
指名して答え合せをする。⑤ことし ⑥つゆ ⑦さみだれ である。
⑥を見てごらん。これは「梅」と書いて「つ」と読み、「雨」と書いて「ゆ」って読むんだよね?
生徒は口々に「違う」と言う。
そうだよね。「梅雨」と書いたときだけ「つゆ」と読むんだよね。このように、特別な読み方を「熟字訓」と言います。
黒板に「特別な読み方=熟字訓」と板書する。
では、今日学んだことをマスターするために、練習問題を解きましょう。
教科書の練習問題に取り組ませる。