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苦手な生徒ができるようになる「言葉の単位(文節)」の指導

指導の流れと発問・指示が一目で分かり、しかも生徒に無理なく力をつけることができる。文法指導シリーズ②
http://homepage2.nifty.com/kyojyu/takekurabe02.htm

中1の1学期に行なう「言葉のきまり」の第1時である。

言葉の単位のうち、単語は文節と分けて扱うことによって、「弟は陽気だ」と「春の陽気だ」のような「だ」の混同を避ける。

私は姉と散歩に行く。

指示 . 1

例文をノートに写しなさい。

指示 . 2

横線を入れて、4つに切りなさい。

私は/姉と/散歩に/行く。

説明 . 1

不自然にならない程度に、文を短く切った一区切りが〈文節〉です。文節は「ネ・ヨ・サ・ナ」を入れて切ります。

指示 . 3

文節分けのポイントを、ノートに写しなさい。

*【文節分けのポイント】
①「こと・もの・とき・ところ」などの前では切る。
②「である・ていく・ている・てみる」てない」などは、「て」の次で切る。

上記の2項は、先に教えてから文節分けの練習をさせた方がいい。②は「補助の関係」に当たる。

例題:嫌いなものが入っている。

指示 . 4

ノートに例題を写して、文節に分けなさい。

指示 . 5

できた人は、ノートを持ってきなさい。

①と②について、練習問題を行なう。

文章・段落・文に関しては、作文指導の中で扱う。