参観授業・大興奮!追試「〇〇〇しい」の授業
どの学年でも実践できると思います。ただし、配慮が必要です。

向山先生の実践の追試です。
参観日で時間が10分あまり、追試した。教室中が湧き上がった。
まず、「○○しい」と板書する。○○を指さして言う。
ここは2文字でなくてもかまいません。
「しい」のつく言葉を言いましょう。
見つけた子を立たせ、順に発表させていく。言った子から座る。
黒板には、番号も打ち、箇条書きにしていく。急だったためか、11個しか出なかった。学級は29人である。児童数29たす教師1で、30個必要なのだ。
石橋卓氏実践は児童数だったが、児童数が奇数なので、教師分もたして偶数にし修正した。
T:「30個ほしいいんだけどなあ。」
C:「え、どうして?」(必死で何かないか考える。)
T:「じゃあ、お母さんにきいておいで。」
C:どどっとお母さんの方へ散らばる。教えてもらったので、戻ってくると自信満々で言いたがる。
順に発表させる。30個になったところで、発表を止めさせる。
次の言葉が出た。
1.うれしい 2.新しい 3.正しい 4.楽しい 5.悲しい
6.貧しい 7.悔しい 8.苦しい 9.いやらしい 10.厳しい
11.まぶしい 12.さみしい 13.むなしい 14.優しい 15.涼しい
16.おかしい 17.すばらしい 18.おいしい 19.ほしい 20.美しい
21.恐ろしい 22.怪しい 23.図々しい 24.激しい 25.騒々しい
26.みずみずしい 27.見苦しい 28.ばかばかしい 29.暑苦しい 30.忙しい
では、この下に、お隣の人の名前を付けて「・・・しい○○さん」という風に発表してもらいます。お隣のいない□□さんは、「・・・しい先生」としてください。
座席順に端から発表させていった。
発表するたびに、「わー」、「きゃー」と歓声や悲鳴が上がる。「うんうん」と納得する場合も多々ある。最後の30番の言葉に、隣のいなかった子の名前をつけて教師が「・・・しい□□さん」と言う。
終わったら、「もう1回やる!!」のアンコールのうずになった。残り1分だったが、時間まで番号の逆からまた順に言わせていった。
出典 『日本教育技術大系 第2巻 小学2年生の教え方大事典』(明治図書)より
27 向山実践を追試する「○○○しい」 石橋卓氏 論文