中学1年生国語「わかりやすく説明しよう」
「わかりやすく説明する」ための技術の一つ「描写する技術」を教える。
向山洋一氏の「長く書く指導」を追試した。
(法則化サークル明日推薦) No.2404862 http://homepage3.nifty.com/daisuke-watanabe/wakari.pdf

「わかりやすく説明する」技術の一つ「描写」を教える。
向山洋一氏の「長く書く指導」を追試した。
わかりやすく説明しようという勉強をします。
説明するのが苦手な人。
今日はまず、長く書くというトレーニングをしてみましょう。
先生が今からある動作をします。それをみて作文を書きます。よーく見ていてください。
教卓の前で手をたたき、電気を消した後、教室入り口のドアに手をかける。その後、電気をつけて、教卓に戻り、生徒を数名見つめた後、手をたたく。
手を叩いてから、手をもう一度たたくまでのことを作文にします。できるだけ長く書くんですよ。はじめ。
書けた人は見せに来ます。
持ってきたら次のようにいう。
先生の評定は厳しいですよ。でも、持ってきた人はそれだけで素晴らしい。先生の評価は高いです。
そして
良く持って来たね。Cです。
というように評定していく。
生徒の持ってくる作文の中に、「音」「会話」「自分の思ったこと」などが書かれている場合は、「C°」の評定をつける。
どうして「C」なのか、どうすれば評定が上がるのか生徒は聞きたがる。しかし、
書き方のポイントは後で説明します。とりあえず今持っている力で書いてみてください。
と話す。
10分ほど経ったところで
長く書くにはポイントがあります。では C°以上だった人の作文を読みますので、何がポイントか考えてください。
と話し、高い評定だった生徒のノートを読む。
まずは見たことを詳しく書くというのがポイントです。それ以外にもポイントがあります。今読んだものでは何がありましたか。
そう、「ぱん」という音が入っていました。音を書くとより長くかけるよね。たとえば、水槽の音とか、机の音とかあるよね。
ではこの作文の場合はどんなポイントが入っているでしょうか。
といって、違うポイントが入っている作文を読み上げていく。そして、長く書くには
板書 音
自分の考え
先生(対象)の考え
周りの人の考え
空気(シーンとしている。など)
を書いていくとよいということを話していく。
では、このポイントを意識してもう一度書きます。先生がもう一度同じ動作をするので、それを作文にしていきます。さっきとまるっきり同じというわけではないですよ。
動作をした後で、再度書かせていく。
生徒が書き始めたら評定項目を板書していく。
板書 1~10 C
11~15 B
16~20 A
25~30 AA
30~35 AAA
35~40 S
40~45 SS
45~50SSS
55~60Z
授業時間終了になるまで、生徒はずっと作文を書き続けていた。
時間終了間際、
何行書けたか発表します
といって、一人ずつ発表させていった。また、
最終締め切りを月曜日にします。ランキングを表示するので、挑戦してください。
と話して終了した。
最終的に一番多く書いた生徒は362行であった。