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中学校1年生 初めて学習する柔道の授業シリーズ⑦(横転受け身)

初めて柔道を指導する女性の先生の立場になって、授業を進める時の指導の仕方です。実際に、採用試験に合格した現役の大学生が実際に授業をして、安全性を実証済みです。

学習指導要領に、前まわり受け身も学習内容として記載されている。
しかし、部活動で、中学校から柔道を始めた1年生にすら教えることが大変な「前まわり受け身」を、授業で、初めて柔道をする生徒複数に教えるとなると、さらに大変さが増す。また、見本を見せて、各自で練習などさせると、怖がって何もしない生徒が多く出てしまう。
そこで、これまでは、前まわり受け身の失敗例とされていた受け身を、全日本柔道連盟が「横転受け身」として推奨している受け身の練習を導入に用いる。

指示 . 1

ミニハードルをまたいで、右ひざ、右肘をつけなさい。
そのまま、側転をするようにまわりなさい。

この練習を3回させる。
練習する時は、4つ程度のコースを作り、右端のコースから、順に、練習させる。
少しの間をとることで、教師が「まわる方向」について評定することが可能になるからである。

指示 . 2

次は、回った後に、左手で受け身をとりなさい。
3回練習します。

説明 . 1

この受け身を「横転受け身」と言います。
以前は、前まわり受け身の失敗した受け身と言われていましたが、より安全な受け身として見直されています。
全日本柔道連盟が発行した「柔道教本」にも紹介されています。

指示 . 3

「横転(おうてん)受け身」
行ってみなさい。

・横転受け身

指示 . 4

できるようになった人は、中腰の姿勢から練習してみなさい。
膝、肘、お尻の順でつくんですよ。