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講師の悩み・その対処

講師には講師ならではの悩みがつきものです。その対処法を考えてみました。

講師には、講師ならではの悩みがつきものである。

1.講師の仕事と、教員採用試験の勉強との両立

仕事だけでも、経験不足で大変。正直なところ、試験勉強のための時間を確保するのは、不可能に近い。
 時間を確保できたとしても、目先の教材研究が気になり、試験勉強のことを考える頭に切り替わらない。
 試験を控えたストレスは、自分で意識するよりはるかに大きい。

【対処】
 1.学校でできる仕事はなるべく学校で済ませ、家に帰ったら、試験のことだけ考えるように努める。
 2.自分にとって、いい気分転換になるものを見つけ、ストレスを発散させる。
 3.講師をしながら試験を受ける同じ仲間とともに、励ましあう。または情報交換する。

2.学年・学期途中での、前任者のと交代

家庭訪問や懇談会、参観日の時期から外れていると、保護者と接する機会が極端に減る。
 特に小学校は、学校ごとに細かな決め事が多いが、一人だけ説明されないままになり、右往左往する。他の先生方にいちいち聞くしかないが、みんな忙しく、聞きそびれそうになる。かと言って、聞かずに勝手なこともできない。
 急な交代だと、引継ぎができないこともある。
 また、前任者の私物が残ったままの場合もある。文具など、自由に使えるように置いてくださるが、留守中に他人のものを使うのは気がひける。また、使い慣れた自分の物を使いたくても、置く場所がない。

【対処】
 1.何かあったら、保護者と会ったことがなくても恐れず、電話やお便りなどを通じ、こまめに連絡をとる。
 2.知らないで失敗すると、周囲に迷惑をかける。失敗する前に、どんどん聞いて早く仕事を覚える。
 3.朝早く出勤すると、いつも早く来られる先生と、いろいろな話をする機会ができる。
 4.与えられた状況に感謝し、ただ適応していくのみ。

3.「〇〇先生の代わり」

クラブ活動の担当や校務分掌など、前任の先生の得意分野を、自分は不得意でも引き継がねばならないこともある。
 「自分のクラス」だと思っていても、実は「他人のクラス」であったりする。

【対処】
 1.苦手なことでも一所懸命やれば、気持ちは通じる、と信じてがんばる。
 2.子どもは大切なお預かりもの、「自分だけのもの」であると考えない。

4.身分が不安定

任期がはっきりしない場合もあり、長期的な企画はできない。やりたいことは、自然と制限される。
 長期的・継続的な子どもの変化を見届けられない。

【対処】
 1.いつでも退けるよう、常に仕事の「やり残し」・「先延ばし」はしない。
 2.1回こっきりで終わるネタを探す。
 3.短期でも子どもは成長する。その小さな変化を喜ぼう。

ともにがんばっている仲間が全国にいます。
 教員採用試験対策MLなどに入って、情報交換するのも一つの方法です。