離任の日は、少ない荷物で身軽に帰ろう
講師は期限が決まっているので、計画的に荷物を持ち帰れます。

臨時講師のときの仕事術であるが、
正規採用でも転勤時につかえる内容である。
非常勤講師や産休・病休などの補充講師であると、終業式の日や通常の授業日が勤務終了日になる場合がある。
その日は忙しく、荷物整理をするゆとりはほとんどない。
また、離任の日は、全校へのあいさつのために、少しドレスアップしていることが多い。
この服装で、荷物の整理をしてもはかどらない。
さらに、荷物整理を最終日に行うと、時間をとられ、お世話になった先生方へのあいさつも満足にできなくなってしまう。
そこで、
荷物は離任の日までに、小分けして持ち帰っておく
ことをおすすめしたい。
そのためには、先を見通して、荷物を少なく持ち帰る計画が必要になる。
1.始めから、いろいろな物を学校に置かない習慣をつけておく。
あったら便利でも、なくても困らないものは「なし」で通す。
勤務期間が短いため、持ち物が少なくても、意外と困らない。
学校の備品を借りてすむこともある。
2.使った教材などは、その都度持ち帰るか処分する。
本は、学校に収納するのではなく、家に持ち帰って置いておく。
使うときだけ持って行く習慣にする。
自作教材は、捨てるのがしのびないが、またすぐに使う保証はない。
持って帰っても、じゃまになる。
また今度使うときは、もっといいものを作る覚悟で、どんどん処分する。
始めから1回きりの使用と割り切っていれば、捨てるのにも悩まない。
3.残りの期間に合わせ、持ち帰る物の計画を立てる。
荷物の量を把握し、何日にどれを持って帰るか、大まかに決めておく。
1.教室のロッカーの中
2.教室の教師机の引出しの中
3.職員室のロッカーの中
4.職員室の机の引出しの中
5.更衣室のロッカー
6.靴箱の運動靴 など。
この他にも、児童用印箱の中の自分のゴム印や、
学校によっては私用湯のみを忘れがちである。
決めたら、荷物に応じて、大きな手提げやダンボール箱を持って行き、それに荷物を入れて持ち帰る。
私は10日くらい前から、少しずつ持ち帰った。
荷物を分けて持って帰る長所は、次のとおりである。
1.隙間時間で持ち帰る準備ができるため、片付けが苦にならない。
2.少しすつ運ぶので、肉体的にも楽である。
3.荷物が早いうちになくなるので、掃除がしやすい。
離任の日、大きな花の鉢をいただいたことがあった。
荷物が多ければ、せっかくいただいたのに、車に載せられないところであった。
身軽でよかったと痛感した。