漢和辞典の使い方
漢和辞典の使い方の指導。「読めない漢字」を出題して漢和辞典で調べさせ、最後に調べ方をチャートで示した。(TOSS福井推薦) No.6613239

漢和辞典を配る。
板書
鳴
何と読みますか?
・メイ
・なる
読み方が分かる場合は、「音訓索引」で調べます。音訓索引のページを探しなさい。
見つかった人? 何ページですか?
ページを確認して次へ進む。
板書
拵える
読める人? いませんね。読めないけど、部首は分かりますね。部首は何ですか?
手へん
部首が分かるときは、「部首索引」を使います。部首索引は、表紙をめくった所にあります。(辞書によって違う)
「手へん」は何ページから始まっていますか? そのページを開きなさい。
手へんの字が並んでいます。字の上に「手0」のように書いてありますね。これは、手へん以外の部分が何画あるかという意味です。
「拵」という字は、手へん以外の部分は何画ですか?(6画)
「手6」のページを探させる。
探せない子には、そばへ行って教えてやる。
読み方を確認して次へ進む。
もし、部首も分からなかったらどうするか? こんな字を調べてみます。
板書
粁
読める人? いませんね。部首は? 「米」か「千」か分かりません。読み方も部首も分からないときは、「総画索引」を使います。
全部で何画ですか?(9画)
総画索引の9画の所を探します。総画索引は音訓索引の次にあります。(辞書によって違う。)9画の漢字がずらっと並んでいます。その中から探します。
かなり時間がかかる。ひたすら探す。
見つかったらそのページを開いて読み方を確認させる。読み方を知ると生徒は一様に驚く。
このように、漢和辞典を調べる方法には「音訓索引」「部首索引」「総画索引」の3種類があります。一番簡単なのは「音訓索引」、次に簡単なのは「部首索引」、一番時間がかかるのが「総画索引」です。
調べ方をノートにまとめます。
読み方 →分かる→【音訓さくいん】
↓
↓分からない
↓
部 首 →分かる→【部首さくいん】
↓
↓分からない
↓
【総画さくいん】
残りの時間、辞書の使い方と部首の種類を復習するプリントをやって終わる。
プリントには約50種の部首が出ている。
そこから、次のような雑談をすると生徒は興味深そうに聞いていた。
部首の種類は全部で214種類ある。
日本で使われる漢字は約3000字。(新聞で使われる)
中国には約5万字の漢字がある。
300年ほど前に『康煕字典』という字典が作られ、その部首の分類や字体が現在の漢字辞典の元になっている。
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