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大気圧(空き缶,一斗缶)

授業開きや科学クラブに使えるネタ(誰でもすぐにできる!理科おもしろネタセレクト10より)

大気圧(空き缶,一斗缶)

作成:山本芳幸

●使える単元名 小学全学年(びっくり実験)、中学1年「光・音・力」(圧力)、中学2年「気象」(大気圧)

●実験道具・器具 
(空き缶つぶし)空き缶、水槽、ガスバーナー、火ばさみ、軍手
(一斗缶つぶし)一斗缶、金属製の広い器、コンロ、軍手

●方法(空き缶つぶし)
1.空き缶に少量の水を入れ、火ばさみではさむ。
2.ガスバーナーで熱する。湯気がたくさん出るまで熱する。
3.空き缶を下向きにして、水槽につける。

●方法(一斗缶つぶし)
1.一斗缶に少量の水を入れ、コンロの上にのせる。
2.一斗缶を熱する。湯気がたくさん出るまで熱する。
3.器の上に移動させ、
4.ふたを閉め、水をかける。

●実験での注意点
空き缶つぶしで火ばさみではさむとき、熱が伝わりやすい。また、一斗缶つぶしでふたを閉めるとき、一斗缶が熱くなっている。
軍手をはめて実験するとよい。

●授業での活用例
最初につぶして見せる。

発問 . 1

このつぶしている力を何と言いますか。(すでに教えているとして問う。)

答え 「大気圧」

発問 . 2

つぶすために、何をしましたか。

答え 「水を熱した」

発問 . 3

この缶は、どうしてつぶれたのだと思いますか。

答え 「中の大気圧よりも、外の大気圧の方が強いから」

説明 . 1

①冷やすことで、中の水蒸気が冷えて水に変わる。
②体積が1700分の1に小さくなる。
③中の大気圧が下がる。
④外の大気圧の方が大きくなり、缶が大気圧に押され、へこむ。

これをフラッシュサイトを使って解説するとよい。