パスとたんぽで描く低学年図工「スイカを食べる」
酒井臣吾先生の一版多色版画「スイカを食べる」をアレンジしたもの。クレパスでの塗り方は神谷祐子先生の「わたしの顔」の実践を応用した。(TOSS岡山サークルMAK推薦) No.7856596 http://tossmak.main.jp/mak/modules/xpress/?p=214

酒井臣吾先生の一版多色版画「スイカを食べる」をアレンジしたもの。クレパスでの塗り方は神谷祐子先生の「わたしの顔」http://www1.ocn.ne.jp/~koyu/sakaisiki1.htmの実践を応用。岡山の子どもTOSSデーで実施。(TOSS岡山サークルMAK推薦)


<用具>
コンテ(こげ茶色)、4つ切り画用紙、クレパス、汚れふきとり用ティッシュ、古新聞紙、絵の具(赤・朱色)、たんぽ(1人2個あると便利)
夏の食べ物といえば?かき氷や、アイス、スイカがあります。
今日はスイカを食べている自分をかきます。
スイカをナナメにかきます。水平にはしません。
コンテで大きく、真ん中あたりにスイカをドカーンとかく。自分の顔もナナメに描く。
次に、前歯をかきます。一本一本、丁寧にゆっくりかきます。
この、ゆっくりというのが、上手にかくコツですよ。
くちびるもかく。唇を塗るときは、肌色を塗って、その上に赤で塗るようにすると、口紅のように真っ赤にならないで済む。
みんな、自分の鼻をさわってごらん。
鼻筋がすっと通っていて、小鼻がぷっくりしてるね。鼻の穴もあるよ。
鼻をかきます。
口が大きい場合は,鼻を小さく。口が小さい場合は、鼻を大きくかく。
鼻の穴をかきたくない子がいたら、認める。
まず、黄土色、ない人は茶色をうすーく縦の方向に塗ってごらん。
その上を、はだ色で、キュッ、キュッ、キュッ、と、はみがきをするようにぬります。
そのとき、コンテの線は踏まないように気をつけてね。
目をかきます。鼻柱の線にくっつけてかきます。
目玉を真ん中ではなく、どちらかに寄せてかくとおもしろい表情になりますよ。
まつげもかく。
まゆげは、一本一本丁寧にかきます。内から外に外に向かってかきます。
みんな、自分の顔の輪郭をさわってごらん。まあるくふんわりしているね。
顔の輪郭、耳、髪の毛を描く。
顔の輪郭は全部入らなくても良い。線はやわらかくふわーっと描く。
目を横にたどっていくと、耳がありますね。耳をかきます。
耳の穴のぐるぐるっとしたところも、しっかりとかきましょう。
髪の毛は一本一本、ていねいにかきます。
黒だけでなく茶色やこげ茶色を混ぜて塗ると、子どものやわらかい髪質が表現できる。
顔の肌色は、ふわっと、コンテの輪郭線を踏まないようにぬらせる。
スイカから少し離れたところに、手の甲を丸くかきます。
指を4本、にょきにょきっとのばして。少し指を曲げるとスイカを持っているように見えるね。
スイカにかかりすぎないようにする。
つめや、関節のしわなどもかく。手首(腕)や、半袖の服をかくこともできる。
スイカの皮を緑色でかきます。
手にかからないように、よけてかきます。
スイカの種を、まあるく小さく、ていねいにかきましょう。
いよいよ仕上げです。スイカをたんぽで色づけします。
赤の絵の具を、水と混ぜてたっぷり用意する。
たんぽに含ませ、はみ出ないようにぽんぽんと置くように色をつける。
白いところが残っても本物らしく見えるのでよい。
※背景は、時間があまったら、好きな色を使ってたんぽで着色。