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入学式準備と入学式、6年生の名前を呼んでほめる

入学式の準備をがんばる6年生に対し、担任でなくても、転勤直後でも、名前を呼んでほめることの重要性を実感した一場面である。

最高学年になってはりきる6年生は、不安と緊張でいっぱいだろう。
この時、担任でなくても、また転勤してきたばかりでも、
名前を呼んでほめると効果があることを実感した一幕である。

■入学式前日

入学式の前日には、6年生が登校し、準備や練習を行うことになっている。
前もって配られた分担のプリントを見て、子どもの名前を覚えて臨んだ。

私の担当場所は6人だった。

溝掃除の上手な男子、
机を3人で2台いっぺんに運んできた女子、
次々と名前を呼んでほめた。

しかし、途中からもたなくなった。
土に座って、しゃべりながらのろのろ草を抜いている。
1つのことを長く続けることが苦手のようだ。

それでも子どもなりにがんばったので、名前を呼んでほめた。

きれいになった中庭を見ながら、

「土日は風が強いそうですが、このきれいな状態になるよう、
また月曜日がんばりましょう」

ゴールをイメージさせた。

がんばりをほめて解散にした。

■入学式当日

朝の掃除では、金曜日と同じ6年生が来た。
ほかの場所の担当なのに、なぜか来てしまった子もいた。

春の嵐で落ち葉まみれ、次々に指示を出す。

しかし、乗り気のない女子がいた。

構わずやって見せる。

男子が、「自分でやる」という。
やらせてほめる。
大げさにほめまくる。

葉っぱは残さずとってね。
砂は花壇に捨てます。
ごみはごみ捨て場に運びます。
花壇のまわりの草をとります。

私がやろうとすると、休んでいた女子が「やる」といって動き始めた。

「さすが6年生だね」「すごいね」「うまいねえ」

教えてほめれば、しっかり動いた。

よいスタートをきることができた。