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当て字から漢字の素晴らしさを考える。
参観日に盛り上がる 漢字文化の授業です。

指示 . 1
読みます。
1 伝説 2伝言 3伝書鳩
指示 . 2
「伝」全て、同じ読みです。
何と読みますか? →でん
漢字には、音を表す性質があります。
この特徴を表音といいます。
言ってご覧。
指示 . 3
伝は全て、この単語の中で、同じ意味をあらわしていますね。このように、意味をあらわす性質を
表意と言います。言ってご覧。
あした あくま あう と提示
発問 . 1
平仮名です。共通してある字。
何ですか? →あ
説明 . 1
平仮名にも、表音の作用があります。
発問 . 2
この「あ」という字だけで、漢字と同じように意味をあらわしますか?
→表さない
表意の作用はない。
説明 . 2
漢字は、表意文字であり、表音文字である。
二つの特徴を兼ね備えているのです。
説明 . 3
この2つの特徴を使い、漢字はさらに表現の幅を広げることができます。
当て字をいくつか読ませる。
亜米利加 独逸 露西亜
このようなものを、当て字と言います。
これは、漢字の
表音の特徴を利用しているのです。
指示 . 4
今度は、ノートに答えを書きます。
安母尼亜 越列幾 越幾欺
アンモニア エレキ エキス
説明 . 4
これは、漢字の表音の特徴を使っています。
発問 . 3
今度は、違う種類の当て字です。これは何と読むでしょう?
青玉 紅玉 金剛石
サファイア ルビー ダイヤモンド
説明 . 5
このように、漢字の表意の特徴を使い、当て字をつくることもできるのです。
発問 . 4
先生が作った 当て字 です。
なんと読むでしょうか?
「赤手箱」
ポスト です。
指示 . 5
このように、自由に当て字を作ってみましょう。
できたら、黒板に来ましょう。
板書させ、お互いに問題を解きあう。
説明 . 6
表意と表音、
漢字の二つの性質を利用することで、
漢字をさらに、楽しむことができるのですね。