VIEW: 11057
2

当て字から漢字の素晴らしさを考える。

参観日に盛り上がる 漢字文化の授業です。

指示 . 1

読みます。
1 伝説 2伝言 3伝書鳩

指示 . 2

「伝」全て、同じ読みです。
  何と読みますか? →でん
  漢字には、音を表す性質があります。
  この特徴を表音といいます。
  言ってご覧。

指示 . 3

伝は全て、この単語の中で、同じ意味をあらわしていますね。このように、意味をあらわす性質を
  表意と言います。言ってご覧。

あした あくま あう  と提示

発問 . 1

平仮名です。共通してある字。   
  何ですか? →あ

説明 . 1

平仮名にも、表音の作用があります。

発問 . 2

この「あ」という字だけで、漢字と同じように意味をあらわしますか?

→表さない
表意の作用はない。

説明 . 2

漢字は、表意文字であり、表音文字である。
二つの特徴を兼ね備えているのです。

説明 . 3

この2つの特徴を使い、漢字はさらに表現の幅を広げることができます。

当て字をいくつか読ませる。
  亜米利加 独逸 露西亜
  このようなものを、当て字と言います。
  これは、漢字の
  表音の特徴を利用しているのです。

指示 . 4

今度は、ノートに答えを書きます。
  安母尼亜 越列幾 越幾欺

アンモニア エレキ エキス

説明 . 4

これは、漢字の表音の特徴を使っています。

発問 . 3

今度は、違う種類の当て字です。これは何と読むでしょう?

青玉 紅玉 金剛石

サファイア ルビー ダイヤモンド

説明 . 5

このように、漢字の表意の特徴を使い、当て字をつくることもできるのです。

発問 . 4

先生が作った 当て字 です。
なんと読むでしょうか?
「赤手箱」

ポスト です。

指示 . 5

このように、自由に当て字を作ってみましょう。
できたら、黒板に来ましょう。

板書させ、お互いに問題を解きあう。

説明 . 6

表意と表音、
   漢字の二つの性質を利用することで、
   漢字をさらに、楽しむことができるのですね。

2