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ふでばこの中身の指導

ふでばこに必要なものの指導では、なぜそれを使うのか、理由を話します。

ふでばこの中に必要なものを、約束ごととして子どもたちに示す。

えんぴつ5本  赤鉛筆1本  ミニ定規1本  消しゴム1個  油性ペン(名前を書くペン)1本

こんな時、例えば子どもたちから、

「シャープペンシルでもいいですか」と質問が出たら、
 「えんぴつです」とぴしゃりと言う。

という文章を、本でよく見かける。
最初の段階にいきなぴしゃりと言って、子どもたちは納得するだろうか。
 
ぴしゃりと言うのは、途中の段階での対処の仕方である。

最初は、なぜシャープペンシルがいけないのか、なぜえんぴつがいいのか、
趣意説明をし、子どもに納得させる必要がある。

えんぴつがいい理由

小学生のノートは、字を太く大きく書くために、広く間をあけて線が引かれています。
シャープペンシルでは、細く弱くしか書けません。
また、芯が紙にひっかかってよく折れます。
小学生のうちは、えんぴつがむいています。
家で勉強するときも、えんぴつを使うといいですね。

赤鉛筆がいい理由

ボールペンでは、ペン先が紙にひっかかって、早くきれいに丸をつけることができません。
裏にインクが染みて汚れることもあります。
丸付けには、赤鉛筆を使いましょう。赤ボールペンではいけません。
それに、先生はよく「丸の中をぬりましょう」と言いますが、赤鉛筆だとあっという間にきれいにぬれますよ。

ミニ定規

算数の計算のとき、図や表をかくとき、定規を必ず使いましょう。
30センチものさしでは使いにくいですね。
筆箱に入る長さのミニ定規を入れておきましょう。

消しゴム

よく、おもちゃの消しゴムをふでばこに入れている人がいます。
おもちゃの消しゴムでは、きれいに消すことができません。
いろんな形の消しゴムは、ちぎれて思うように消せなくなります。
四角で香りつきでない普通の消しゴムを使いましょう。
色もなるべく白の消しゴムが、きれいに消せるでしょう。

油性ペン(名前を書くペン)1本

ノートやワークを配られたら、すぐに名前を書きます。
後で書こうと思っていると、書くのを忘れてしまいます。
名前が書いてないと、落としたとき誰の持ち物かわかりません。
友達のものと間違えると、自分も友達も困ります。

最初に説明し納得させたら、あとは妥協せず、約束を徹底させるようにする。