大気圧をモノを介して理解させる
目に見えない大気圧を3つの実験を通して体感的に理解することができる。
タネも仕掛けもありません。透明な板です。机にぴったりとのせます。
取っ手がついたデスクマットをすきまができないようにぴったりと机にのせる。
やんちゃな生徒を指名すると盛り上がる。思い切り力を入れても持ち上がらない。
班ごとに実験をさせる。机間巡視をして、うまくできていない子に指導する。
取っ手はホームセンターなどで売っているナベの取っ手を使うとよい。
デスクマットは、やわらかいものを、15cm四方程度に切って使う。
板の上には、目には見えないあるものがたくさんのっているため持ち上がらないのです。なんですか。
空気です。デスクマットに乗っている空気の力は約200kgです。
(1cmにつき1kgである。)
空気の力による圧力を大気圧といいます。
注射器。マシュマロが入っています。口をふさいでぎゅっと押すと、マシュマロのどこが縮むでしょうか。
選択肢を示す。(1上 2上下 3左右 4全体) 予想の分布を確認し実験をさせる。
全体が縮むことを確認する。「大気圧はあらゆる方向にはたらく」ことを教える。
注射器の先端を火で溶かしておくと、実験がしやすい。
真空実験機にマシュマロが入っています。空気を抜くとマシュマロはどうなるでしょうか。
選択肢を示す。(1縮む 2ふくらむ 3変化しない 4そのほか) 予想の分布を確認し実験をさせる。
「真空実験機」はホームセンターなどで簡易的なものが安く手に入る。食材を保存しておくのにつかわれるものだ。
どうしてマシュマロはふくらんだのですか。「大気圧」というキーワードを使って説明しなさい。
「空気がなくなったため、マシュマロを押して縮めていた大気圧が小さくなった。そのため膨らんだ」
ポテトチップをあるところにもっていったところ、写真のように膨らみました。(写真を提示する)
どこに持って行ったのでしょう。
「飛行機」「山」「東京スカイツリー」
標高の高いところにもっていくと小さくなる。大気圧が小さいところだと膨らむことを理解させる。