かんさつ名人になろう
光村図書2年生にある観察記録文を書く単元の指導プランです。
【指導のポイント】
①音読、直写、視写による作文の型の習得
②生活科で取材活動(書く内容の蓄積)
③「下書き→すいこうシート→教師のチェック→清書→よさの共有」の指導サイクル
■1時間目
観察記録文を書くという学習課題を設定する。
教科書に掲載されている例文を音読する。
(音読で文の型を習得する。)
発問 . 1
よい観察記録文を書くためには、どんなことに注意して観察をしたらよいですか。
・大きさ、形、色を見る。
・数を数える。
・長さを測る。
・さわる。
・においをかぐ。 など。
生活科の活動と関連させる。
■2時間目
教科書にある例文の音読。
鉛筆モードで薄く拡大印刷したプリントを用意。
なぞらせる。(直写)
■3時間目
教科書にある例文の音読。
視写をする。
■4,5時間目
生活科の時間に観察したことを共有する。(観察メモの共有)
観察記録文の下書きを書く。
(書けない子がいる場合は、黒板に記録文のフォーマットを書いておく。)
書いた文を、音読をして読み返す。
「すいこうシート」を使って、推敲する。
「すいこうシート」チェック項目の例
①正しく書けていますか。
② だんらくを つくっていますか。(一マスさげる)
③ かんさつしたことが、書けていますか。
④ くわしく 書けていますか。(大きさ、形、色、長さ、さわる、数える、においなど。)
教師のチェックを受けて、清書をする。(絵は、生活科の時間に描く。)
観察記録文を読み合う。
よい作文を全体で取り上げ、よさを共有する。
※
一度だけの作文では、学習内容が身に付かない。
指導書では10時間の学習単元である。
生活科の時間と合わせながら、書く活動とよさを共有する活動を繰り返す。