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同じ訓・同じ音をもつ漢字

例文づくりをすることで、文脈に応じて使い分けることができるようにする。

同じ訓・同じ音をもつ漢字

教科書の例文を提示する。

指示 . 1

夏休みに初めて会った人から、メールが届きました。皆で読みます。

前回お会いしたのは、「①あつい」夏の日でしたね。その後、お元気ですか。次にお会いできる「②きかい」を楽しみにしています。

発問 . 1

①の「あつい」は「熱い」ですか。

生徒は「違う」と口々に言う。

指示 . 2

正しい字を書いてごらん。

指示 . 3

お隣さんと確認。

説明 . 1

答えは「暑い」です。

指示 . 4

書けた人。

挙手させる。

指示 . 5

赤鉛筆で丸をつけます。

指示 . 6

では、②の「きかい」も漢字にしてごらん。

だいたいの生徒が書けたところで、正解を告げる。

説明 . 2

答えは「機会」です。

説明 . 3

このように、漢字には、同じ訓をもつものや、同じ音をもつものがあります。漢字を書くとき、パソコンで漢字に変換するときには、使い分けに注意する必要があります。今日は、漢字を使い分ける勉強をしていきましょう。

黒板に「①早い」「②速い」と並べて書く。

指示 . 7

「①早い」を使って例文をつくり、ノートに書きます。①ができたら、「②速い」を使って例文をつくりましょう。2つ書けたら、ノートを先生のところへ持ってきます。

説明 . 4

ノートを持ってきたら、黒板に書かせる。使い方が間違っている場合は、書き直させる。書けない生徒には次のように告げる。

説明 . 5

自分で考えるのが難しい人は、教科書を写していいですよ。写すのも勉強です。

例文がいくつか並んだところで、全員着席させる。書いた子に、例文を読み上げさせる。

発問 . 2

①と②の違いは何ですか。

指示 . 8

お隣さんに言ってごらん。

2、3人指名して説明させる。

説明 . 6

①の「早い」は、時間が前だということですね。②の「速い」は、動きの速さを表しますね。

①の近くに「時間が前」、②の近くに「動きの速さ」と板書する。生徒の意見を取り入れてまとめるとよい。

同様に、教科書に掲載されている「関心」と「感心」、「指示」と「支持」についても扱う。

指示 . 9

最後に、練習問題を解きましょう。

教科書の練習問題に取り組ませる。

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