同じ訓・同じ音をもつ漢字
例文づくりをすることで、文脈に応じて使い分けることができるようにする。

同じ訓・同じ音をもつ漢字
教科書の例文を提示する。
夏休みに初めて会った人から、メールが届きました。皆で読みます。
前回お会いしたのは、「①あつい」夏の日でしたね。その後、お元気ですか。次にお会いできる「②きかい」を楽しみにしています。
①の「あつい」は「熱い」ですか。
生徒は「違う」と口々に言う。
正しい字を書いてごらん。
お隣さんと確認。
答えは「暑い」です。
書けた人。
挙手させる。
赤鉛筆で丸をつけます。
では、②の「きかい」も漢字にしてごらん。
だいたいの生徒が書けたところで、正解を告げる。
答えは「機会」です。
このように、漢字には、同じ訓をもつものや、同じ音をもつものがあります。漢字を書くとき、パソコンで漢字に変換するときには、使い分けに注意する必要があります。今日は、漢字を使い分ける勉強をしていきましょう。
黒板に「①早い」「②速い」と並べて書く。
「①早い」を使って例文をつくり、ノートに書きます。①ができたら、「②速い」を使って例文をつくりましょう。2つ書けたら、ノートを先生のところへ持ってきます。
ノートを持ってきたら、黒板に書かせる。使い方が間違っている場合は、書き直させる。書けない生徒には次のように告げる。
自分で考えるのが難しい人は、教科書を写していいですよ。写すのも勉強です。
例文がいくつか並んだところで、全員着席させる。書いた子に、例文を読み上げさせる。
①と②の違いは何ですか。
お隣さんに言ってごらん。
2、3人指名して説明させる。
①の「早い」は、時間が前だということですね。②の「速い」は、動きの速さを表しますね。
①の近くに「時間が前」、②の近くに「動きの速さ」と板書する。生徒の意見を取り入れてまとめるとよい。
同様に、教科書に掲載されている「関心」と「感心」、「指示」と「支持」についても扱う。
最後に、練習問題を解きましょう。
教科書の練習問題に取り組ませる。