ハンカチ落としをバージョンアップ!!「トリプルハンカチ落とし」
ただの「ハンカチ落とし」では、いまいち物足りない。
そんなときに、おすすめなのが「トリプルハンカチ落とし」です。
広めの教室で、ぜひ、お試しください。

従来の「ハンカチ落とし」には、問題がある。
①暇な時間が多い。
②全員にハンカチが落とされない。
③その結果、活動が盛り上がらない。
④「俺に落として。」などと声が上がり、場が冷める。
それを改善するのが、「トリプルハンカチ落とし」である。
以下、ルールを説明する。
実際に子どもたちと活動するときは、これを読み上げることはしない。
デモンストレーションをしながら、一つずつルールを理解させていく。
<ハンカチの枚数について>
①
はじめは、1枚からスタートする。
教師が鬼(ハンカチを持って誰かに置く人)になって、誰か一人に置くところから始めるとスムーズである。
②
1分程度経ったときに、2枚目を追加する。
1枚目は動いている状態の中、2枚目を加える。
この時も、教師が鬼になるとよい。
③
さらに1~2分経ったときに、3枚目を追加する。
追加の仕方は、2枚目と同じ。
<ゲームの流れ>
①
鬼以外の全員で円になるように、内側を向いて座る。
誰も自分の後ろを通っていないタイミングで、手を後ろに伸ばして、ハンカチがないかを探る。
直接後ろを振り向いてはいけない。
②
ハンカチを置かれたことに気付いたら、自分が鬼となる。
ハンカチを拾って、置いた人を追いかける。1周以内に追いついてタッチした場合、タッチされた相手が「アウト」(後述)となる。
③
置いた人に1周以内にタッチできそうにない場合は、別の人の後ろにハンカチを置く。
1周以内に、別の人の後ろにハンカチを置けなかった場合、自分が「アウト」となる。
④
ハンカチを置いた相手がハンカチに気づいて動き出した場合は、ハンカチを置いた相手がもともと座っていた場所に自分が座る。
ハンカチを置いた相手がハンカチに気づかず座り続けている場合は、置いた相手をタッチし、置いた相手が「アウト」となる。自分は鬼を続け、1周以内に別の人の後ろにハンカチを置く。
<アウト>
①
次のいずれかの場合、「アウト」になる。
(A)自分がハンカチを置いた相手にすぐに気付かれて追いつかれ、1周以内にタッチされた場合。
(B)自分に置かれたハンカチを、1周以内に別の人の後ろに置けなかった場合。(ただしAが起こったときは例外)
(C)自分に置かれたハンカチに気づかず、1周回った鬼にタッチされた場合。
②
アウトになったら、ゲームから外れ、円の中心に入る。
円の中心に入れる人数は3人までで、4人目が入ってきたら最初に入っていた人がゲームに復活する。
③
円の中に入った人は、ゲームをしている人とおしゃべりするなどし、気をそらしてもよい。
ただし、ゲームに参加している人の手をおさえるなどのことは、してはいけない。
学級の状況に合わせてルールをカスタマイズし、楽しい活動にしていただきたい。