角柱・円柱の体積と角錐・円錐の体積
啓林館(中1)「立体の体積」の授業である。①角柱、円柱の体積は既習事項であるが、「底面積」という用語を導入した基本型で問題を解いていく。②角錐・円錐の体積は角柱・円柱の体積の1/3であることを利用して、問題を解かせる。

1 授業のアウトライン
① 教科書例示問題1・練習問題1(10分)
② 例示問題2・練習問題2(10分)
③ 例示問題3・練習問題3(10分)
④ 例示問題4・練習問題4(10分)
⑤ 数学スキルp91-92(10分)
2 教科書例示問題1・練習問題1はこうする
「読みます。ふりかえり。右の図のような\cdots、さんはい。」
下の底面を赤で薄く塗りなさい。
図がやや複雑である。立体感覚が弱い子にとっての補助である。
下の底面に垂直マークを黒でかきなさい。
「求め方の確認をします」
角柱や円柱の体積の求め方を言葉で確認していく。
角柱や円柱の体積=、とノートにかきます。
続きに何とかくのですか。
(=底面積×高さ、です)「=底面積×高さ、とかきます」
答案の書き方は板書1のように、スキルと同じ形にさせる。
「底面積、とかきなさい」「その横に、底面積を求める式、答えをかきなさい」
\left(\frac{1}{2}×7×8=28です\right)
「その下に何をかくのですか」(高さです)「高さ6とかきます」
「その下に体積とかきます」 「求める式と答えをかきなさい」
(14×6=84です)
円柱も同様にしておく。(板書2)
3 例示問題2・練習問題2はこうする
「ひろげよう。右の図のような,さんはい」(右の図のような\cdots水が入るでしょう)
「黒板を写しなさい」
円柱の容器は円錐の容器の_杯分
「答えを入れて読みます。さんはい」(円柱の容器は円錐の容器の3杯分)
「角柱と角錐の関係も同じですか」
「9行目,このことから,\cdots いえます」
「ノートに公式を写しなさい」
「問2。次の立体の体積を求めなさい」
「(1)底面が、さんはい」(底面が\cdots の正四角錐)
最初に何とかくのですか。
(底面積です)
解き方を角柱・円柱の体積と同じように統一する。
「そのようにかきます。その横に式と答えをかきます」「全員で、さんはい」
(8^2=64です)
「次に何とかくのですか」(高さです)
「いくつですか」(15です)
「体積を求めなさい」(板書3)
4 例示問題3・練習問題3はこうする
「例題1、右の図のような、さんはい」
考え方の図に(ア)の立体があります。図に長さをかき入れなさい。
「次に何をすると思いますか」
((イ)の立体の図に長さをかき入れます)
「長さが書けたら、(ア)の体積を求めなさい。できたら先生のところに持ってきます」
「(ア)が正解した人は、(イ)の体積を求めなさい」