物体と物質
普段「もの」という時,「物体」を意味することが多い。科学では「物質」を意味することをはじめに理解させる。

違う素材のコップを数種類準備する。
発問 . 1
(紙コップを取り出して)
これは何ですか。(コップ)
発問 . 2
(ガラスのコップを取り出して)
これは何ですか。(コップ)
説明 . 1
すべてコップですね。
紙コップを破る
発問 . 3
これもコップと言えますか。
指示 . 1
どちらかに挙手。
「言える」,「言えない」
説明 . 2
言えませんよね。
発問 . 4
ではこれは何ですか。(紙)
説明 . 3
コップのように物の外観に注目したときは「物体」,
紙のように物体を形づくっている材料に注目したときは「物質」といいます。
発問 . 5
(ガラスのコップを取り出して)
ガラス。「物体」,「物質」どちらですか。
指示 . 2
どちらかに挙手。
「物体」,「物質」
「物質」
発問 . 6
(プラスチックのコップを取り出して)
プラスチック。「物体」,「物質」どちらですか。
指示 . 3
どちらかに挙手。
「物体」,「物質」
「物質」
発問 . 7
(陶器のコップを取り出して)
「物体」の名前は。(コップ)
「物質」の名前は。(陶器)
コップ以外のものでも「物体」と「物質」を見分けられるよう練習をする。
説明 . 4
この後の授業で様々な「物質」について学んでいきましょう。
コップにはカップ,グラスと様々な種類があるが,ここでは大きな意味で全てコップとした。