マッチの使い方の指導
火を使う実験の最初として、まず、マッチの使い方を指導する。
小学校4年生への授業実践記録。
1.火を使う実験のときの約束を確認する。
※まだ指導していないときは、小森栄治氏の 『火の用心4カ条を暗記させる』がよい。
火の用心4カ条 ①いすを中に入れ、全員立って実験する。
②ぬれぞうきん、マッチの燃えさし入れを用意する。
③机の上に余計なものを置かない。
④万一、事故が起きても騒がない、あわてない。
実験するときは、椅子をどうしますか?
「机の下に入れます」
あぶないと思ったとき、すぐに逃げられるようにします。
火を使う実験では何を用意しますか。
「ぬれた雑巾です。」
燃え移った火を消すことができます。
教科書やノートは、どこに置きますか
「机の下に入れます」
使わないものは、机の下に入れて、実験をやりやすくします。
2.マッチの持ち方を確かめる
マッチは指何本で持ちますか。次から選びます。
ア 2本 イ 3本 ウ 4本 (挙手で確認)
人差し指、中指、親指の3本で持ちます。
人差し指1本でマッチを机の上に立てます。中指と親指ではさみます。(実際にやらせながら)
3.一時に一事でマッチのつける練習
(椅子、机上、マッチ、燃えさし入れ、ぬれ雑巾の準備をさせて)
2人組みでやります。2人とも火をつけることができたら、パッと手をあげなさい。
火をつけることができて、10点満点中の1点です。
マッチに火をつけるときは、マッチ箱のなかを確認します。
火薬のついた方を上にして、マッチを下にすります。(もう一度つけさせ、できているか挙手で確認)
ここまでできて、10点満点中の5点です。
マッチは10秒間つけることができて、合格です。
ではやってみます。半分くらいまで燃えたら無理をせず消しましょう。
10秒間、火をつけたまま持っていられる人は、テストをうけにきなさい。
マッチを持つ向きをかえて、炎の大きさをコントロールできていたら合格にする。
10秒はあくまで目安であり、10秒に満たなくてもコントロールできていればよい。
最初に合格者した数名を、検定者にして次々にテストを受けられるようにする。
先に合格した者は、炎の大きさのコントロールのコツを教えていた。(手首を回転させて、マッチの向きをかえるのが簡単)